天体望遠鏡の選び方
価格別初心者用望遠鏡の選び方
はじめての天体観測をされたい方や小中学生のお子様に、オススメする天体望遠鏡をピックアップいたしました。主に初心者が扱いやすい屈折式(鏡筒型式)、経緯台(架台型式)のものばかりです。
1万円未満の初心者でも扱いやすいオススメ天体望遠鏡
1万円~2万円未満の初心者でも扱いやすいオススメ天体望遠鏡
上下水平の微動装置が搭載しているものが使いやすくてオススメ致します。2万円以上の初心者でも扱いやすいオススメ天体望遠鏡
鏡筒について
「屈折式」「反射式」「カタディオプトリック式」がありますが、それぞれの特長を参考にして使用目的に合った鏡筒を選びましょう。
口径差による見え方の違い
肉眼でも星空を楽しむことができますが、その場合貴方の眼は有効径7ミリ、倍率1倍のおそろしく視界の広い望遠鏡といえます。天体観測の場合は、倍率よりもむしろ有効径、つまり分解能や明るさによって左右されることが多く、高倍率が必ずしも良く見えるとはかぎりません。観測対象と有効径により適当な倍率が決まっています。
双眼鏡 7~10× |
50mm 分解能2.3秒 |
60mm 分解能1.9秒 |
80mm 分解能1.5秒 |
100mm 分解能1.2秒 |
150mm 分解能0.8秒 |
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月 | 最も見やすい天体ですので、最初に観測するのに最適です。50倍で月全体が視野いっぱいに見えます。 | |||||
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月の全景 | 50×~ 大きな谷やクレ-ター |
50~100× 谷やクレーターの細部 |
50~150× 海の起伏や谷の詳細 |
50~180× かなり詳しく観測できます |
50~250× 小クレーターも良く観察可能 |
水星 | 入門機クラスの天体望遠鏡で観測できます。水星は日の出前日の入り後のわずかな時間しか観測することができない天体です。 | |||||
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位置確認 | 位置確認 | 100× 水星の形がわかります |
100× 淡い模様が分かります |
100~150× 淡い模様が分かります |
100~200× 模様の様子が分かります |
金星 | 入門機クラスの天体望遠鏡で観測できます。 | |||||
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位置確認 | 50×~ 三日月形が分かります |
50~100× 三日月と半月の区別ができます |
100~150× 形の変化が良く分かります |
100~150× 形の変化や淡い模様の確認 |
100~250× 形の変化や模様の観察ができます |
火星 | 見える時期・年により見え方が大きく変わりますが、2年2ヶ月ごとの観測好時期には表面の模様や極冠を見ることができます。 | |||||
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位置確認 | 50×~ 大きな模様が分かります |
50~100× 極冠や大きな模様が分かります |
100~150× 極冠や主な模様の観測が可能 |
100~150× 極冠の変化が確認できます |
100~200× 本体の模様と太い運河が確認可能です |
木星 | 80倍程度から数本の縞模様が見えます。本体が明るいため、300倍程度の高倍率での観測もできます。 | |||||
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衛星の 確認 |
50~100× 2本以上の縞衛星の確認 |
50~100× 3本以上の縞と衛星の観察 |
100~150× 大赤班が分かり衛星の影も確認 |
100~180× 縞の細部を見ることができます |
100~250× 縞の細部を観察することが可能 |
土星 | 100倍程度で環がよくわかります。詳しく見たい場合は200倍~250倍にして見ましょう | |||||
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位置確認 | 50~100× リングや本体模様の確認 |
50~100× リングや模様、衛星チタンの確認 |
100~150× リングの角度によりカシニの溝確認 |
100~150× カシニの溝確認と他の衛星確認 |
100~250× リングの溝、本体模様、衛星数個の観察 |
星雲・星団 | ほとんどのものが50倍以下の倍率での観測が適しています。アンドロメダ大星雲・オリオン星雲などは20倍~30倍での観測が適しています。鏡筒のレンズ口径が大きいほど明るくよく見えます。 | |||||
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主な星雲 星団観望 |
~50× 主な星雲 星団観望 |
~50× 主な星雲 星団観望 |
50×~ メシエ番号のついたほとんどの星雲星団観望 |
50×~ 主な球状星団が高倍率で星に分解して見える |
50×~ 星雲・星団がはっきりと雄大に美しく見える |